医療、介護の現場においては、感染予防対策としてスタンダード・プリコーション(標準予
防策)が基本とされています。
今回、感染症予防対策委員会が主催し、感染対策の基本である手洗いの研修を、6/28~
6/30の3日間、手洗いチェッカーを設置し実施しました。また同時に、職員には、感染症の
一例として、B型、C型肝炎、ESBL(拡張スペクトルベータラクタマーゼ)
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、梅毒についての資料を配布し、感染症についての
知識を深めてもらいました。
手洗いチェッカーを使用した研修では、ひとりひとりが専用ローションを汚れと見たて、手
に塗った後、実際に手洗いし、手洗い後、特殊なライト(ブラックライト)を手に照らし、洗
い残しを確認し各自用意した書面に洗い残した部分を記入しました。
洗い残しがあると、ライトに連用ローションが反応してが白く光るため、どの部分の洗い方
が不十分であったか一目瞭然です。
毎年この研修を行っておりますが、しっかりと時間をかけて、丁寧に手洗いをしないと、爪
の溝部、手指のしわの部分などには洗い残しがみられ、改めて正しい手洗いの大切さが再認識
できました。