っております。5月度の研修は、前回に引き続きの排泄介助研修Part2であります。
今回は、ベッド上での泥状便を想定した陰部洗浄方法、トイレ誘導時の立ちオムツの方法、拘縮の
進んだ利用者を想定した、排泄介助のポイントを、それぞれ学ぶことができました。講師の齋藤先生
が、小麦粉、パン粉、コーヒー等をブレンドして作成した泥状便は、まさに、本物と見間違うほど!
どこに出しても、恥ずかしくない完成度となっておりました。(笑)
研修では、ゆうあいの郷で介助に大変なご利用者をピックアップし、モデルとなった職員が、実際
にそのご利用者の特徴を真似しながら、研修が進みました。
モデルとなった職員の名演技もあり、『そうそう、○○さんは、こうなるからここを気をつけないと
いけないんだよね』、『○○さんは、ここが大変なんだよね!』等々、みんなで、ご利用者ごとの特徴
を確認しながら、その都度、講師の齋藤先生が介助のポイントを教えて頂き、理解を深めることがで
きました。
日頃から私達は、利用者の皆様の特徴を共有しながら介助に入っているものの、職員によって、捉
え方、介助の仕方が微妙に違うこともあり、今回の研修を通し、全体で利用者の状態を検証し、介助
方法を確認することで、統一した介助、そしてご利用者の安全を確保し、優しい介助が実践できるん
だということを再認識しました、また、排泄介助が難しいご利用者の介助ポイントを、職員同士で情
報共有することが、不足している点もわかり、早急に検討していきたいと思いました。
排泄介助は、食事介助、入浴介助と並ぶ、身体介護の1つで、皮膚トラブルなく、安眠できる等、
利用者の皆様を快適で過して頂くためには、非常に大切な介助であります。また、介助の際は利用者
の皆さんとの距離も非常に近くなり、羞恥心に配慮しつつ、安全に介助するために、介護技術はもち
ろんのこと、コミュニケ―ション能力も必要となってきます。
今回の研修、そして今後開催される研修を通し、職員ひとりひとりが、研修内容をしっかりと理解
し実践することで、、ゆうあいの郷で生活される利用者の皆様に、これまで以上に負担がかからない
介助ができればと考えています。