加できるように数回にわけ実施しています。7月度の研修のお題目は、「整容」です‼
整容とは字のごとく容姿を整える、身だしなみの支援であります。
日々の生活の中で、整容介助においては、起床時の、普段着への着替えに始まり、洗顔、整髪、髭剃り、就
寝時のパジャマへの着替えが主なものでありますが、それ以外にも、爪切り、服が汚れた時や、希望などに
よる着替えなどもあります。
今回も、斎藤先生による講義の後、デモンストレーションで、ポイントの説明を受け、2人1組で実技を
開始。右麻痺を仮定しての座位での上下服の着脱、ベッド上での全介助者を想定した上下服の着脱を、上着
は、ワイシャツ等の前開きの服、トレーナー等のかぶりタイプの服2種類について行いました。
また、モーニングケアは、洗顔でのタオル、電気シェーバー、くしの使用方法についても説明を受け、2
人1組で実技を行いました。
服の更衣(着替え)については、入浴介助、起床、就寝時介助で経験しており、可動域の観点からの、服
は、問題なく動く、健康な側から脱ぎ、服を着る時は麻痺、拘縮などがあり動きにくい側から開始するとい
う”脱健着患”はわかっていても、より早く、苦痛のない着脱についての、手足の支え方、服の位置などの、
細かい部分については、しっかりと理解していないところがあり、質問を交えながら、手を取りながらマン
ツーマンでの丁寧な指導をして頂き、理解を深めることができました。また、初心に戻ることができたよう
です。
今回の研修で、整容とは、他者に受け入れられる装い(社会性)が大前提となり、そのうえでその人らし
い装いを心がけること、そして”身だしなみは、その人のADLを向上するうえで大切なアイテムである”と
いうお話しに、個人的にも非常に共感するところがあり、今後の整容で実践できればいいと考えています。