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食事介助、口腔ケア研修開催

 

4月から、ゆうあいの郷では、湘南医療福祉専門学校のご協力のもと、毎月1回、研修項目

を決め、職員が研修に参加できるように数回に分け実施しています。

6月度は、食事介助、口腔ケアについての研修を行いました。

 

 

今回の研修では、

食事介助においては、食事の目的、意味、から始まり、

・食事形態について

・臥位対応するご利用者とは?

・座位、臥位における正しい姿勢

等を座学で学び、

実習では、ベッド上の臥位を想定して、お茶ゼリーを使用し、事前に講師の齋藤先生がデモ

ンストレーションでを教えて頂いた内容を頭に入れて、職員同士で実習をしました。

また、口腔ケアについても、

・口腔ケアに必要な物品の説明と使用方法 (スポンジブラシ、モアブラシなど)

・口腔ケアのポイント (スクラビング法、バス法など)

等を学び

実習では、ベッド上の臥位を想定して、歯ブラシ、歯磨き粉を使用しての口腔ケアの実習を

行いました。事前にデモンストレーションでを教えて頂いた内容を頭に入れて、職員同士で実

習をしました。

 

 

日頃やっていることとはいえ、自分が介護者となり、身をゆだね、どのように口腔ケアされる

と痛いか、ブラッシングの強さ、ブラシのあて方、持ち方も実習を通して理解することができ

ました。

また、何より、自分の口の中を見られること、またガーグルベース内にうがいした水を吐き

出すことなど、羞恥心を本当に感じながらの実習でありました。ということは、私たちにケア

を受けている利用者の皆様も感じているのからこそ、声掛け含め羞恥心に対応したケアを実践

しないといけないと改めて強く感じました。

口腔ケアの最後には、研き終わった歯に、プラークチェッカー液を塗り、歯磨きした状態を

齋藤先生に確認して頂き、ポイントを丁寧に指導して頂いたうえで、再度研き直しを行ないま

した。

 

 

 

口腔ケアとは、口の中を清潔に保つことで、口腔内だけでなく体全体の健康を保つケアのこ

とです。また、QOL(生活の質)の向上のみならず誤嚥性肺炎(ごえん:異物を誤って飲み

込むこと)などの全身疾患の予防、全身の健康状態の維持・向上につながります。

何より、口腔機能が低下すると、「噛んで味わう」「飲み込む」といった動作をスムーズに

行えなくなるため、十分な栄養を摂取できなくなります。そして、栄養不足状態が続くと、運

動機能の低下や認知症の進行、さらなる摂食障害につながる可能性があります。

ゆうあいの郷で生活される高齢者の皆様にとっては、お食事は本当に楽しみにされており、

そのためにも、今回研修の口腔ケアをしっかりと行うことは、「おいしく食べる」という生き

がいを持ち続けて頂くための重要な介助であります。そのことを私たち職員は常に心に留め、

食事介助では、誤嚥に気をつける技術的な介助だけではなく、楽しく食事をして頂けるよう

に、利用者の皆様と、出来る限り会話のキャッチボールをしながら、今回の研修で学んだ、食

事介助、口腔ケアが実践できるように心がけて行きたいものです。