ゆうあいの郷でも、この日の昼食は行事食の日。テーマはもちろん”ひな祭り”であります。
数日前からフロアには、寄贈されたひな人形や、職員お手製のひな人形、利用者の皆様の塗り絵などが飾られ、フロア
は、ひな祭りに向けて盛り上がっておりました。
少しひな祭りについてお話ししますと!
ひな祭りはもともと五節句のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」。この日は古代中国では忌日(いみび)とされ、その
けがれを祓うため水辺で体を清め、厄払いが行われていたとのこと。それが平安時代に日本に伝わり、土や紙の人形にけ
がれを移して水に流す「流しびな」の行事となり、貴族の子どもたちの間で「ひいな遊び」というお人形遊びとなったそ
うです。これが節句となり、ひな人形を段飾りにして、美しく飾って祝うようになったのは江戸時代になってからとのこ
とです。(諸説ありますが)
ゆうあいの郷にも、立派なひな人形があります。毎年営繕の職員の手によって、フロアに飾って頂いており、利用者の
皆様、「今年も飾ってあるね」、「綺麗だね!」などと、ひな人形を見て笑顔で話して下さいます。ひな人形には、生ま
れた子どもがすこやかで、優しい女性に育つようにとの、親の願いが込められています。ひな人形をその子の形代と考え
て、どうぞ災いがふりかかりませんように、また、美しく成長してよい結婚に恵まれ、人生の幸福を得られますようにと
いう、あたたかい思いを込めて飾るのだそうです。
それでは、本日の行事食のメニューの紹介です。
・ちらし寿司
錦糸たまごの黄色、桜でんぶの桃色、きぬさやの緑色の彩りも良く、刻み穴子も入っており、ゴージャス感満載であり
ました。
・てんぷらの盛り合わせ
海老、なす、ピーマン、さつまいもの4品。さつまいものほくほく感、海老の甘味が満喫できました。
・菜の花辛し和え
季節を感じる1品。紅かまぼこが入っていました。
・三色ババロア
ひな祭りの菱餅をイメージ。白色はバニラ味、桃色はストロベリー味、緑は抹茶味。なお、菱餅のピンクは桃の花を意
味し、魔除けの意味もあります。白は長寿、子孫繁栄の意味があります。緑は健康、長寿でよもぎを使います。なお、ひ
なあられはピンク・緑・黄色・白の4色で日本の四季を表現し、四季を通して健康に暮らせますようにとの願いが込め
られているそうです。
・潮汁
ハマグリとはいきませんが、あさりによって磯の香りがして、美味しく頂きました。なお、はまぐりの貝は、対以外は
合わないことから夫婦で添い遂げられますようにとの願いが込められているそうです。
ご利用者の皆様も、『わー綺麗!』、『美味しいね!』などお話しになり、介助に入る職員とともに、行事食のお話しを
しながら美味しく頂けました。特に彩りの鮮やかな散らし寿司から召し上がられる皆様が多く、完食される皆様が多かっ
たようです。また、ミールラウンドの厨房の職員の皆様に、笑顔でお話しされておりました。
それでは行事食の風景、まずは1Fからご覧ください!
続きまして2Fで~す!
厨房の皆様!いつも美味しいお食事ありがとうございます。食事は、ゆうあいの郷でお過ごしの皆様にとって、本当に楽
しみにされています。来月の行事食もよろしくお願いします!