して頂くための活動を行っております。
今回、6月から7月に開催した褥瘡予防委員会の勉強会について報告しちゃいますね!
褥瘡予防委員会は、文字通り、褥瘡の予防に特化した委員会であります。褥瘡?介護で働く者に
とっては、よく耳にする一般的なワードでありますし、知らないなんてことは、介護職としては失
格であります(*_*) 但し漢字で書けるかどうかは別ですけど(笑) 皆さんがわかる言葉で言いま
すと、”床ずれ”のことです。少し説明しますと
寝ている時や、座っている時、体の一部は、布団や椅子と接することとなります。接する部分に
は一定の圧力がかかり、その結果、血液が流れにくい状態になります。
健康で、運動機能に問題のない場合は、無意識のうちに体位(体の向き)を変えることで、圧力
が一部の皮膚にかかり続けないようにします。しかしながら、寝たきりになっている方や、筋肉や
神経の疾患に関連して動けない方などは、自分の意識で体位を変えることができません。そのた
め、一部の皮膚に対して持続して圧力がかかり続けることになり、充分な血流が確保できない状態
が持続すると、皮膚に充分な栄養や酸素が行き渡らなくなります。その結果、褥瘡を生じるように
なります。寝ている際に床と接する部分は特に圧迫がかかりやすく、骨の出っ張りがある部位(仙
骨部、踵や臀部、肘など)に褥瘡を認めることが多いのです。
初期には、皮膚の赤みやただれ、ひどくなると潰瘍や骨が露出し、細菌感染を引き起こす怖い病
気です。ちょっと難しいですが、褥瘡とはこん感じで発生します。
だからこそ私たちは、ベッド上でのポジショニングや、おおよそ2時間おきの体位交換をしっか
り行なう必要があるんですよね!
褥瘡予防委員会では、この褥瘡予防をメインに、色々な活動を展開しています。
・ポジショニング勉強会の定期的開催。
・体交表の内容改正と作成。
・OHスケール判定を行い、褥瘡形成予防に努める。
・入浴時の褥瘡及び皮膚トラブル部位の撮影、またはファイリングと状況の報告の促しを行う。
・利用者のポジショニング時の使用クッションの数を把握し、適切に使用されているかチェックす
る。などなど
今回の勉強会は、新しく入職した職員への、クッションを使用したポジショニング技術の指導
と、日頃のポジショニングの確認、各職員への指導を強化するため、褥瘡委員会メンバー以外の指
導職員の育成教育を目的に行ないました。
期待の新人に対して、優しく丁寧に指導しています。
福田委員長直々にポジショニングを行い、新人職員に体験してもらいました。
各職員の指導をすべき職員さん! しっかりと学んで職員へ伝授して下さいよ!
多分、ポジショニングの意味、目的や、ポジショニングのポイント(安定して体位を保持する、筋
緊張を緩和する、体圧を分散するなど)を福田委員長、奈木機能訓練士が、懇切丁寧に、まさに、
手とり足とり、優しく教えてくれたことでしょう。
忙しい中、時間を作り対応して頂きありがとうございました。また、今回教育を受けた新人職
員、は、しっかりと現場で教育した内容を実践して下さいね
更に、今後職員に対してポジショニングの技術を教えることとなる、今回教育を受けた職員の皆
様、責任重大です!教えることは、大変ですが、自分も同時に成長できますし、わかってもらえる
と、教えることが楽しいことに変わりますよ! 頑張って下さい。
褥瘡を含め、皮膚トラブルが発生したご利用者の皆様の苦痛はもちろんのこと、その処置に入る
医務、介護職員にとっても非常に負担となることです。介護現場で実際に対応する私達は、しっか
りとしたポジショニングを実施する必要があります。
体がねじれていたり、使用するクッションが少なかったり、逆に多かったり、背中のナーセント
パットが抵抗なく外せたり、体交を忘れたり、そんなことないようにしましょうね (^。^)y-.。o○